言霊広場

生活ファンタジーな日々の長文戯言。人間飯さえ食えればなんとやら。

そうそう、この時代。

 いまはまってるのはこの時代。
ハプスブルクの宝剣〈上〉 (文春文庫)ハプスブルクの宝剣〈上〉 (文春文庫)
(1998/06)
藤本 ひとみ

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 っていうかヘタリアで目覚めさせられた…というか。

 オーストリア継承戦争時代のお話です。

 藤本ひとみさんの作品は「聖戦ヴァンデ」で出会ったのが始まり。(これはフランス革命)
 いつか他の作品も読んでみたいなあと悶々としながら、数年を過ごしておりました。
 本日晴れて図書館で本を借りれる(身分が証明できる)ようになりましたので、早速図書館にてこの本を!!

 いやね! この方の歴史チョイスと、描き方が素敵なんですって!(とはいえ二作品目)

 この本はですね、

(ながくなりそうなので追記に続きます)

桜らいん

(こちらからどうぞ)


 キリストはなぜ腰布をつけているか? という議論から物語は始まります。
 当時どうやらキリスト教から迫害を受けていたユダヤ教。その居住地で生まれた俊英な…ってか本当すごーい人のお話です。

 何がすごいって才能が。

 運命を引き寄せる力をもすごい。

 彼はユダヤ人に生まれ、敬虔なユダヤ教徒なのですが、ある時いろんなことに絶望してユダヤ人として死ぬことになります。
 新たにユダヤ人としてではなく歩み始めたオーストリアでの人生で、よき友人を得、才能を遺憾なく発揮……するかに見えたんですが、なんと。
 ユダヤ人であることをこともあろうかユダヤ人を排斥的思考が強いハプスブルグの家の当時の世継ぎになりました、初めての女王マリア・テレジアに知られてしまうんですよねー。

 それがあーしてこーして、いろんな恋があったり、こじれたり、幼かった女王が本物の女王になっていってどうのこうのだったり。


 長くなる! 長くなるんです!


  でもすごいんです!

 何がすごいって、その歴史上の人物の見せ方とか。
(プロイセン王フリーデリヒも、ほんの少ししか出てこなかったけど魅力的でしたー)

 オリジナルなのか? 本当にいたのか?(たぶんいたんだろうな) みたいに名も残さないような人たちもきちんと描かれていて、そこに歴史があって、戦いがあって。

 9時間ぐらいかけてたんじゃないだろうか、一気に読み終えました。
 あはは;;

 そもそもここら辺の歴史とか時代は好きなんです。無償に。ヨーロッパ事情が。
 しかし主人公にさせられた人物のチョイスとか、取り巻く状況だとか。
 とにかくすごかった!

「なぜ自分を裏切ったのか」と問うフリーデリヒに、宝剣の一部で作られた眼帯を差し出した主人公の二度目の最後(生き返ります)は、なんとなくそこの部分だけでリピート…というか、読む手が止まってしまいました。
 その部分で止まる。漫画で言うとたぶん見開きで3ページぐらいいったんじゃないかとか一人勝手に思った、一番のお気に入りシーンです。

 という経緯は、読んでみるとよくわかると思います。


 なんだかいたたまれなく、というかいてもたっても、というかそんな気になります。


 なんとなく六年ぐらい前に、上京してきたときの気持ちを少しだけ、思い出してみたりしなかったり。

 そんなセンチメンタル。
 でも本が読めるって幸せww とか思ってるあれすでした。
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